IMPAGI BLOG

渋谷にあるイベント会社です。よろしくお願いします!

一瞬の輝き、永遠の記憶:花火イベントの思い出

 

この4月で入社4年目となりますbridgeです。

 

今回、自分がアシスタントとして携わらせていただきました。大型イベントをご紹介させていただきます。

 

 

3月が終わろうとする富士山の麓「富士スピードウェイ」で、
「富士山花火 vs スピードウェイ2024」が行われました。

 

2回目の開催となる「富士山花火」

“星の旅人”をテーマに、富士山と世界最高峰の花火はもちろん、スーパーカーデコトラとの迫力あるコラボ、といった1時間にわたる花火のプログラムでは、約8,000発の花火が打ち上がる大規模花火イベントです。

 

fujisanhanabi.com

 

 

上司2人の元、この日のために私たちは何週間も前から準備を進めてきました。

 

本番前日はあいにくの雨、そして霧…

東京から富士スピードウェイまでの道のりでは、緊張と不安で車内は緊迫した空気間。上司2名と私は口数が少なくなっていました(そして途中で私は爆睡)。さらに到着した富士スピードウェイは霧に包まれており、次の日の本番が中止にならないか、より一層不安に駆られました。

 

サーキット到着時の霧に包まれた会場風景



 

本番前日は主に当日手伝っていただくスタッフへイベントの説明・コンテンツごとの誘導方法・受付の動きといった業務説明を行いました。その後、持ち場ごとに準備が進むのですが、会場が広く移動に一苦労。入口である受付ゲートに行くには車が必須。私は忘れ物がないよう各コンテンツに必要物資を分ける作業を担当しました。

 

本番当日は前日とは打って変って天候は晴れ、最高気温は20℃を超え、イベント日和の気候に恵まれました。

多くのスタッフ、本イベントの関係者と共にイベントに向け早朝から準備を行いました。

 

そして3/30(土)13:00、とうとうイベント開演・・・

 

イベント開演と同時に来場者の方々が集まり始めました。

富士スピードウェイに車が続々と到着し、その数が増えるにつれ、私の緊張も増していき、その緊張を押さえるように再度気持ちを引き締めようと決意したのを覚えています。

 

私たちの運営内容としては、来場車両の誘導やお客様の誘導、イベント会場の管理等です。
各所のエリアのスタッフの取りまとめをしていた上司は、イベントが始まると同時にスタッフからの問い合わせが増え、非常に忙しそうな状況でした。

 

 


花火が打ちあがるまで、富士スピードウェイでは数多くのコンテンツがありました。イベント広場では富士周辺のご当地グルメを集めたグルメイベントや子供向けの体験コーナーが充実しており賑わいをみせました。

富士スピードウェイコース内では自前の車・バイクで滑走でき、エンジン音を響かせて走り回っていました。

 

イベント広場がにぎわいだした様子

日も傾き花火を待つお客様

スピードウェイを走るカウンタック

 

 

徐々に日も傾き始め、空は薄暗くなり、ついに花火大会の開始です。

最初の花火が打ち上げられると、歓声と拍手が鳴り響きました。色とりどりの光が夜空を美しく彩り、その光景は息をのむほどでした。私は仕事をしながらも、時折空を見上げては、その美しさに心を奪われました。

 

大規模なイベントだったため準備期間にも様々なことがありましたが、花火の一つ一つが、今回のイベントを準備するなかで忙しく辛かったこと苦しかったことを忘れさせてくれました。音楽とともに打ち上げられる花火、イベント会場に集まった来場者の歓声は消えることなく、すべての花火が打ち終わるまで感動を呼び起こしました。

 

 

 

私たちが作り上げたイベントで、来場者は感動に包まれ、その感動を間近で分かち合えることに、深い喜びを感じました。

子供たちのはしゃぐ声、カップルの笑顔、家族連れの温かな会話に

私はただのスタッフではなく、この素晴らしいイベントを支えた一員だという誇りを感じました。花火の美しさはもちろんのこと、それを安全に楽しんでいただくために尽力した自分自身に、心からの満足感を感じました。

 

 

 

 

ここまで長文を読んでいただきありがとうございました。

 

イベント業界は忙しく、時には辛く苦しいこともあります。しかし、それを乗り超えた時の達成感と満足感は、他では味わえないものです。2021年に入社し数多くのイベントを経験してきましたが、どれも内容は異なり、同じ業務はありませんでした。イベント業界の魅力は、イベントごとに内容やターゲットも変わる多様的な部分にあると思います。非日常的なイベントから、企業向けの堅いイベントまで多種多様なイベントに携わることができますし、イベントを通じて、なかなか触れる機会のなかった文化やコミュニティを知り、時には貢献できることも、この業界ならではの醍醐味です。

イベント業界は来場されるお客様に喜びや感動を提供することができる点も大きな魅力のひとつです。そしてそれを作り上げるために多くの方々と一緒に何かを成し遂げたときの達成感は、他のどの業界にも代えがたい感情を味わえると思っています。

 

 

bridge